2014年1月7日 音海調査ダイブ
音海周辺ポイント 水温12度、透明度10m
湾内 水温13度、透明度5~8m
新年、あけましておめでとうございます。お正月はいかがお過ごしでしょうか?
去年の秋にホームページリニューアルをいたしましたが、今年からは本格的に
冠島、浅礁(アサグリ)、音海の海をたくさん紹介していきます。是非楽しみにしておいてください(^^♪
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。
今日は、音海周辺のポイントに、調査を兼ねてスタッフだけで潜りにきましたが、
大変、穏やかな海況に恵まれました。 こんなに気持ちのいい天気は久しぶりです。
今回の調査ダイブの場所は、音海半島の北側にある風島(かぜしま)という場所の周辺です。
水中にもぐると、目の前に大きく広がる砂地が私達を出迎えてくれました。
そして、磯場のゴロタには、ウスバハギ、おなじみのハリセンボン、グレ、カサゴ、そしてスズメダイの群れが気持ちよさそうに泳いでいました。
中でもカサゴはお腹の大きな固体が何匹か確認できました。
ちなみにこのカサゴは、仔魚を産仔する『卵胎生』という魚で、自分の子供(卵または仔魚)を自分のお腹の中で、
ある程度成長させてから産仔します。
こうして、子供が成長するまで育てることで、子の死亡率を極力減らしているといわれています。
魚の場合、他の動物と違って、海草などに「産みっぱなし」というイメージがあるかも知れませんが、
彼らもしっかりと考えているのですね。
まだ、初心者ダイバーの方は、お腹の大きなカサゴ等を見たことはないかも知れませんが、
運の良い時期に潜ると遭遇できるので、楽しみにしておいて下さい。
ここ音海でも、もうすぐ産仔期かも知れませんので、今後が楽しみです。
一方、湾内ではサクラミノウミウシの個体数が多くなってきました。その他、ヒメジ、アイゴ、ニジギンポ、ネズミゴチ、
マダコなどの生物に遭遇することができました。
海に、潜れば潜るほど、こういったレア魚と知り合えます。
そして、潜る回数が増えれば、同じ海を潜っても、今まで知らなかった世界が見えるようになります。
それではまた